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■■慣らし運転の重要性について【以前より距離伸びておりますご注意】■■20240314
 
弊社オリジナル0.1mmオーバーサイズピストン製作時(★)に、ピストン及び、ピストンリングも新規で設計し直しております。
 
(★)このオリジナルピストンの使用を開始した時期は、、
●ターボ車用 K6Aエンジンは、2014年半ばから、
●ターボ車用 F6Aツインカムエンジンは、2015年7月から、
●ターボ車用 F6Aシングルカムエンジンは、2016年5月半ば頃からです。

 
純正同等品ではありますが、耐久性の向上の為、リングに強度と耐久性を保持できるよう、製作致しました。
 
その結果、耐久性は向上しておりますが、初期馴染みに時間がかかるようになりました。
 
特にセカンドリングに、張力と厚みを持たせてある為、シリンダー壁と馴染むまで、時間(走行距離)が必要です。
 
摩耗に耐えうるよう設計しておりますが、リングの張力が強く、フリクションロスが大きくなっている状況です。
 
そのままピストンスピードが速くなるような、フル加速や、これを連続して行うと、ピストンや、コンロッドメタルに大きな加重がかかり、
エンジンが壊れます。(※本当です。)
慣らし運転が不十分だったり、これを行わなかった場合、直ぐに壊れても、保証対象外です。
ご注意下さい。内部に痕跡が残る為、分かります。

 
このピストンリングと、シリンダーの馴染みをきちんとつける為

■■弊社がお渡ししているご案内用紙記載の方法と走行距離での「慣らし運転」が必要不可欠なのです。
■■(◆もちろん、安全運転でご走行戴けますが、必ず「重要書類」記載の方法でお願い致します。)
(★0.1㎜オーバーサイズの特注ピストンが完成するまでは、弊社エンジンの慣らし運転距離と言えば、3,000㎞でした。しかし使用開始以降は、上記理由で、10,000kmとしております)
 
きちんと馴染みますと、内部は鏡面の様に光り輝き新円に仕上がり摩擦抵抗が大幅に減少致します。
 
この為、弊社リビルトエンジンは、作りたてよりも、丁度良くアタリが付いてからが本調子であり、より滑らかに回る様になります!
 
■当社のシリンダーは、ホーニング仕上げに特に気を使っており、当社オリジナル技術である、プラトーホーニング仕上げを施しております。
シリンダーの内径を精密に仕上げ、鏡面近くまで、特殊砥石にて研磨致しております。
 
マイクロメーターや、シリンダーゲージにて、精密測定し、全て作業致しております。
 

●慣らし運転の間、アクセル開度は、20%~60%にて巡航走行下さい。
 
●慣らし運転の間、アクセル「全開」(ベタ踏み・底まで踏む事)や、これを繰り返す加速は、行わないで下さい。  


●距離を走った中古エンジンを、そのまま取り付ける場合は、慣らし運転は不要です。